船生かぶき村 かわら版 令和5年3月17日

【★かぶき村に話題有り…。】

 今朝は午前十五分に目が覚める。

私は、目が覚めると、まず窓を見ます。窓が明るいか暗いかで、時刻を確認するのです。

チョッと早いかなと思いましたが、二度寝は、しませんでした。二度寝すると、また十時過ぎまで

寝るかもしれないと思ったからです…。

【★かぶき村を愛した故人列伝…。】

 このコーナーの最後は、私の父ちゃん。

私の父ちゃんは、平成元年に亡くなりましたから、船生かぶき村を愛した故人とは言えませんが、『劇団暁』を、愛したのには真違い有りません。

それは、私が劇団旗揚げした時に、電話で、「父ちゃん、俺。劇団旗揚げをしたよ…」と言いその時の父ちゃんは、「そうか、頑張ったな…」と喜んでくれました。そして私が、「劇団の名前は、『劇団暁』と、名付けたと言うと、今度は涙声で、「そうか、『劇団暁』と付けたか…」と本当に、喜んでくれました。その訳はこうです。

私の父ちゃんは、福岡県・久留米市の、『暁住宅』に、住んでいました。しかも、『暁住宅』と名付けたのが、父ちゃんだったからです。

昭和三十年頃から呼ばれた『暁住宅』の『暁』は『劇団暁』が、存続する限り続く事でしょう。

 最後に私の、母ちゃんについては述べます。母ちゃんは、昭和三十一年。父『園田恭造』が、京都の『舞鶴港』にシベリアから引き揚げて来た時、一緒に迎えに行ったのが母ちゃんでした…。

【★てつやの五行ポエム…。】

二歳の私を、満州から連れて帰ってくれたのは…、

父ちゃんと母ちゃん、本当は私の…、

祖父(じい)ちゃんと、祖母(ばあ)ちゃん…、

爺ちゃんは、人生の恩師…、

婆ちゃんは、心の支え…

【★それぞれの人生劇場…。】

 尾崎四郎の原作で『人生劇場』という作品があります。人それぞれ、私の劇場、貴方の劇場があると思います。私が歩いた道が『私の人生劇場』。

貴方が歩い道が『貴方の人生劇場』。

それは何も、男だけの世界ではなく、女の世界でも『女の人生劇場』があると思います。

例えば、金持ちに生まれても、財産を守る為の、資金繰りや、遺産相続の争い等で、骨肉の争いをする様は非常で、よくドラマ化されています。

又、貧乏人の家に生まれても、親を助け、家族を守る親子愛、兄弟愛、貧乏人同士が助け合う姿は感動を覚えます…。

昔、『名もなく貧しく美しく…』という、ドラマがありましたが、何の何がしという、肩書が無くても強く正しく生きて行く人生は、素晴らしいと思います。

貧乏暮らしの中でも、助け合う精神は称賛され、また、貧乏がゆえに、人を騙し、人を殺す、今の流行(はやり)の『殺人強盗』など決して、許せるものではありません。

 話は、冒頭にもどりますが、私は『私の、人生劇場』貴方は『貴方の人生劇場』

何も、人に褒められなくてもいい。自分で、自分を褒められるような人生を歩む事、もう一つは、父から、母から、「良くやった…」と言って貰える人生を、送りたいものである。

【★作詞作曲は、私の癒し…。】

 私がまだ中学・高校生だった頃、船村先生の作曲、別れの一本杉。ひばりの佐渡情。なみだ船。東京だよおっ母さん。哀愁波止場など、ヒット曲が巷に流れていました。哀愁切々としたメロディーが頭から離れなかった。いつか私も、何時か、そんな歌が作れるようになりたいと思いました。

そんな私が、船村徹先生の住む栃木にいるとは、不思議な御縁に感じています。

ある時、尊敬船村先生から電話があり、「三咲さん。私の故郷に『劇場』を作ってくれて有難うございます…」との言葉を頂き、この上のない感動でした…。   (つづく)

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