船生かぶき村 かわら版 令和5年3月21日
今日のかわら版は、私・三咲てつやの、流し時代の思い出が満載です。遠い、遠い、遥かに遠い昔の思い出です。笑わないで下さいネ…。
【★てつや、流し時代の思い出②…。】
私は日々。流して歩きながら、ポリシーでもある。
作詞作曲も手がけました。ここで、その二・三曲を紹介致します。先ずは、この曲から…、
『新川育ち』
一、一年経ったら、 迎えに来ると…、
貴方は東京に、 行ったけど…、
油ケ淵の、 花あやめ…、
咲いて散っても、 ただ一人…、
待っているのよ、 新川育ち…。
二、お稽古帰りの、 住吉橋で…、
浴衣姿で、 歩いてた…、
貴方に声を、 掛けられて
あれから一年、 もう二年…、
三年過ぎます、 新川育ち…。
三、私が生まれて、 初めて知った…、
愛することの、 幸せを…、
淡い湯の香の、 衣浦で…、
抱いて抱かれた、 嬉しさが…、
今も消えない、 新川育ち…。
『新川恋歌』、
一、風、そよ吹く、 みどりの夜風…、
月、きれいな、恋の月、 新川町よ…、
チョッとあそこに、 寄ろうかな…、
今日も。あの娘は、 来てるかな…、
逢ってみたいわサ、
でもサ、 でも、逢えるかな…。
二、雨、静かに、 真珠の小雨…、
花、濡れてる、ネオン花、新川町よ…、
今日もあそこに、 行こうかな…、
ママと一杯、 やろうかな…、
妻をのろけてサ、
でもサ、 でも、照れちゃうな…。
三、酒、グラスに、 溢れるお酒…、
胸、沁みるよ、未練酒、新川町よ…、
酒はあそこが、 楽しいネ…、
五臓六腑を、 暖める…、
酔っちゃ駄目かいナ
でもサ、 でも、酔いたいな…。
『旅役者、西から東』
一、筑後の流れ、 西に見て…、
山の東に、 月が出る…、
絣の町の、 ふるさとを…、
捨てて十年、 ひと昔…、
二、芸の心を、 知り染めた…、
伊予の松山、 奥道後…、
指折り月日、 数えれば…、
三年過ぎた、 頃だった…。
三、松江湯の町、 玉造…、
粋な芸者の、 爪弾きに…、
ホロリよろけた、 石畳…、
恋もしました、 人並みに…。
四、あの娘、お嫁に、 行ったとか…、
ふるさと便り、 風便り…、
過ぎた月日を、 数えれば…、
六年過ぎた、 頃だった…。
五、魚津・妙高、 上山田…、
名古屋・豊橋、 吉良港…、
旅の役者は、 西東…、
いつか忘れた、 国訛り…。
六、テケテン、テケテン、 ふれ太鼓…
やっと掴んだ、 撥さばき…、
師匠が認めて、 くれたのは…、
九年が過ぎた、 頃だった…。
『解説』
美国舞踊劇団で公演していた『吉良町』は、私が、後に『流し暮らし』をした町となった。
流しと作詞作曲の両方を経験出来た。コンビの『神谷作造』先輩は大恩人です…。
【★てつやの五行ポエム…。】
三年間の演歌師ぐらし…、
碧南市の新川町…、
夜の居酒屋で知り合った人々…、
人情溢れる、御客様…、
歌は世につれ、世は歌につれ…。