船生かぶき村 かわら版 令和5年3月13日
【★かぶき村に話題有り…。】
『船生かぶき村を愛した故人列伝』
★『藤田勝氏の巻』
大島社長は、私的に『長峰会』という組織を纏めておられたが、藤田氏は、その長峰会の、会員であった。藤田さんは、逞しい風貌は裏腹に、実に心優しい方で、私は、そんな藤田さんを、 兄とも慕い。藤田さんも、私を弟の様に接して頂きました。例えば、『船生かぶき村』の第一回・慰安旅行、第二回・慰安旅行、第三回慰安旅行に参加してくれました。
又、沢竜二の全国座長大会や、全国子役大会にも来て下さいました。また、有楽町のソミドホールで開催された『立川談志ひとり会』にも、藤田さんの姿がありました。それ程、優しかった藤田さんは、もうこの世の人ではありません…。
『かぶき村を愛した故人列伝・番外編』
船生かぶき村を愛した故人と言えば、忘れてはならない人が一人います。
あの立川談志師匠が、その人である。平成六年八月三十一日の『安田生命ホール』での落語と大衆演劇のコラボ公演の折、談志師匠が 入館した時、「三咲さんは来ていますか、三咲さん」と仰って、私が「はい。来ております」と返事すると安堵した御様子でした。公演の後、私が、「今年の十一月十一日に『船生かぶき村』という劇場をオープン致します」と申し上げると、「そうですか。やっぱり、三咲さんは、私が思っていたような人だ。」と言って「杮落しには、私も必ず行きます…」と、嬉しい返事を頂きました。談志師匠は、杮落しの時には読売新聞の記者の方と御一緒に来られ、三周年、五周年の節目には『フジテレビ』のカメラが入り、全国放送も、して頂きました。
談志師匠は、『かぶき村』を愛したと言うより、三咲てつやを可愛がってくれたのかも知れません。
実に、有難い話です…。
【★てつや、石井友喜を語る…。】
作詞作曲・三咲てつや。
唄・石井 友喜。
『海華亭小唄』
一、はぁ~
月は山陰 松の上…、
赤い夕陽の 日本海…、
波に浮かんだ 佐渡島…、
田ノ浦、田ノ浦 海辺のホテル…、
風呂良い、酒良い 肴良い…、
よいよい、程よい 海華亭…。
二、はぁ~
腕が自慢の 板前さん…、
笑顔あふれる 仲居さん…、
並ぶ御膳の 色の良さ…、
浜風、磯風 海辺のホテル…、
海の味覚に 舌鼓
ほんとに嬉しい 海華亭…。
三、はぁ~
夏は浜辺の 人の波…、
冬は山並み 雪の波…、
春夏秋冬 客の波…、
さざ波 荒波 海辺のホテル…、
風呂良い、酒良い 肴良い…、
よいよい、程よい 海華亭…。
『解説』この歌詞の二番にある
『浜風』・『磯風』とあるのは、客室の名前です。『さざ波』は女湯。『荒波』は男湯の名前です。民謡の『佐渡おけさ』では、雪の新潟と言いますが意外と、『海華亭かわい』では雪が少ないのです。何故かと言うと、佐渡島が壁、になって寒気が田ノ浦海岸を超えて、新潟の内陸部に、多くの雪を降らせているからです。
即ち、田ノ浦海岸や寺泊の雪は意外と少ないのです…。
【★てつやの五行ポエム…。】
新潟県・西蒲原郡・田ノ浦海岸…、
海華亭かわい…、
十六年。連続公演を果たした所…、
瞼閉じれば…、
日本海に浮かぶ、佐渡島が懐かしい…