船生かぶき村 かわら版 令和5年3月7日

【★かぶき村に話題有り…。】

『栃木八十八所・芝居巡礼・③』

 第一回・栃木八十八ケ所芝居巡礼『ふぶき梨花』から、第五回・芝居巡礼の『夏樹春樹・明治座・凱旋公演』まで、紹介しましたが、第六回・芝居巡礼は、再び『矢板市文化会館』で、『ふぶき梨花・芸能生活十五周年記念公演』を開催

夏樹・春樹と、それぞれ交互に、芝居巡礼公演を開催して、平成十六年十二月十七日には、

『船生かぶき村』・創立十周年記念公演として、矢板市文化会館において、『少年白虎隊』を

開催致したものです…。

【★てつや、思い出の一筆…。】

『ポール牧師匠編・②』

 ポール牧師匠と、次に会ったのは、平成十年六月十五日でした。静岡県袋井市にある曹洞宗の、

可睡斎』に於ける。六十年に一度の御開帳の日の事である。そのアトラクションの為に、劇団暁の『舞踊ショー』を、組んで下さったのである。

その舞踊ショーが終わってからの開口一番。

ポール師匠の、声が弾んでいた。

「いやぁ良かった三咲さん。『劇団暁』の良さは、『安田生命ホール』で実証済みだが、

六十年に一度の大例祭にふさわしい、圧巻の舞台だったよ…」と、べた 褒めでした。

例の『指パッチン』の嵐で、きよ美・夏樹・春樹を初め、弟子達も大喜びでした…。

【★てつやの五行ポエム…。】

平成十年、可睡斎での舞踊ショーで…、

面白い話がある、ポール師匠が、きよ美に言った…、

「上手いッ、父上にそっくりだ…」父上とは俺の事?

何処が似ていると、私は思ったが、-ポール師匠は…、

どうやら、踊り方が似ていると思ったらしい…。

【★てつや、石井友喜を語る…。】

三咲てつや、作詞作曲。『怒涛舟』

唄。石井友喜。

一、男一代      木の葉の舟に

  命あずけた    この身体

  網を引く手に   血がにじむ

  エンヤラ大波   

  ドッコイ小波が  ザンブリコ

  エンヤラセー   ドッコイセー

  波の花咲く    怒涛舟

二、あがる飛沫に   鰊が跳ねる

  どぶを あおって  祝い酒

  可愛いあの娘を  夢に見る

  エンヤラ大波

  ドッコイ小波が  ザンブリコ

  エンヤラセー   ドッコイセー

波を枕に     怒涛舟

三、板子一枚     暴れる舟は

  寄せて二上がり  三下がり

  潮にもまれた   渋い喉

  エンヤラ大波   

ドッコイ小波が  ザンブリコ

  エンヤラセー   ドッコイセー

  波に唄おうか   怒涛舟

『怒涛舟』誕生秘話。

秋田県、男鹿半島で育った石井友喜は幼い頃から、海辺の漁業船を見ていたそうです。

石井先生は、あの『野口英世博士』ではないが、お母さんの油断から、火傷(やけど)をして、

右手を使う、仕事が出来なくなり、唄で暮らしていけるように、民謡と三味線を習ったのだそうです。だから、石井先生は唄っている時。左手でマイクを持っているのです。

成程。石井先生と、お母様の努力のほどが解ります。私も、何時の日か漁師の歌を作ってみたいと思っていましたので、それが実現して本当に光栄です。又、三番の歌詞に寄せて二上がり三下がりという言葉があるのは、民謡と三味線で鍛えた、石井友喜の民謡を十分に、発揮させたものです…。誕生秘話を知って聞くと、一段と唄の良さが解りますよ…。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。