船生かぶき村 かわら版 令和5年3月2日
【★かぶき村に話題有り…。】
今、船生かぶき村に於いて、直近の話題と言えば、この、三月公演中の劇団の話題であろう。
二月公演の『劇団駒三郎』の様に、纏まった一つの劇団と違って、下町かぶき組の流れを汲む、山脇広大さんや、小山晶士さん。妃咲劇団の妃咲ひなた、妃咲ほたる。
藤美匠、秋川美保の二つの劇団による混成劇団である。
元来、役者は育った劇団によって芸風が全く違い、間が合わない、息が合わないものですが、初日の芝居を見せてもらったが、互いに息のあった芝居でした。
昨夜、読み稽古・立稽古と頑張っていた成果が出たのでしょう。
何事も、『為せば成る…』ものですネ…。
【★楽屋つれづれ草…。】
昭和は遠くなりにけり、昭和十八年生まれの私も今年の十二月九日で、満八十歳になります。
明治三十三年生まれの父ちゃんは、平成元年一月八日に他界した。
覚えていますか、
その一日前までは昭和だったのですよ。
つまり昭和天皇が御隠れになったのが、父ちゃんが死んだ一日前だったのです。
父ちゃんが死んだ平成元年八月。私は福岡へ里帰り公演を果たしました。
夏樹・春樹兄弟と出逢い二人は私の弟子となりました。
夏樹が九歳で小学三年。春樹が六歳で小学一年の 時でした。二人は、関東でも指折りの人気役者に
育ってくれました。思い出すだけでも涙ぐむ歳月(としつき)でした…。クスン…。
【★五行ポエム…。】
三月公演、初日の幕が開く…、
舞踊ショーのラスト前…、
私は、長編歌謡浪曲、赤垣源蔵を唄う…、
何時もより声が出て、気分良好…、
我一人悦に入り、殊更、満足…
【★塩谷町散歩…。】
『道の駅、湧水の郷。しおや』
船生かぶき村から西へ、二キロの地点に
「湧水の郷・しおや」と言う名称の『道の駅』があります。中には、三十を超える店舗があり、
塩谷町内の飲食業、その他の有志によるテナントが多い。敷地内には多目的ホールがあって
民謡会・琴、大正琴の演奏会も行われている。
とくに、「別れの一本杉」「なみだ船」「矢切りの渡し」『みだれ髪』『ひばりの佐渡情話』『哀愁波止場』など数々のヒット曲を作曲し、文化勲章を頂いた『船村徹先生』や、『忘れな草をあなたに、鳥取砂丘』『汽笛』等の作詞者『木下龍太郎先生』がいて、また、五木ひろしが唄った『汽笛』と
北島三郎が唄った『風雪流れ旅』は、二年連続で紅白歌合戦の大トリだった事があります。
正に、演歌の町船生と言っても過言ではない。
正真正銘の話ですよ…。
【★カラオケ会 を訪ねて…。】
このコーナーは次号で書かせて頂きます。
【★思い出の一筆…】
『立川談志師匠編。その②』
師匠との出逢いは前号で書いた通りですが、次に御逢いしたのが、明治安田生命になっていて
当時は『安田生命』だった頃。劇団暁、最後の巡業地『袋井ラドンセンター』公演を終え、
談志師匠と約束した。『安田生命ホール』で落語と大衆演劇のコラボ公演を果たした時でした。
その時のメンバーは、談志師匠・ポール牧師匠毒蝮三太夫師匠、沢竜二先生で、
劇団暁では、三咲てつや、ふぶき梨花、三咲春樹、三咲さつき、湊めぐみ、三咲和美の六人は
化粧して参加。三咲きよ美と三咲夏樹は素顔で参加。面白い裏話があります。
化粧している六人が役者で化粧をしていない、きよ美座長と夏樹座長は
付き人と思っていたらしく、何となく、夏樹ちゃんと、きよ美ちゃんは寂しそうでした…。